休みたくなんかないんだ!をどうするか

中小企業でも、働き方改革法によって年間5日の有給休暇取得が義務化されます。

 

私が関わっている会社でも、昨年も今年も年間休日数を増やすところが多いです。そこで、経営者や管理職は従業員にできるだけ休みをとるように説得をします。少し仕事が残ったら、夕方に2~3時間残業して終わらせて、休日は休むように指示します。しかし、従業員のほうは管理職の指示に反して、定時に帰って、休日出勤して仕事をします。

 

はたらくおじさん
はたらくおじさん

「働き方改革」のキーワード、休日増・長期休暇、実質賃金・名目賃金、子育て世代・イクメン、介護との両立、長時間労働・過労死、テレワーク・在宅勤務、労働生産性、ストレス・メンタルヘルス、ハランスメント・・・etc、全ては都会の話です。<ちょっと、乱暴ですが・・>

 

山口県でも、まじめな経営者は国の施策である働き方改革や新しい規制にしっかり取り組もうとしています。

しかし、山口県のような地方の会社や工場に勤める従業員にとって、この働き方改革は結構迷惑です。

社長や工場長からは、休日には休むように指示されます。有給休暇も消化するように命令されます。でも、従業員としては休日出勤をして、有給休暇も取らなかいほうが楽なのです。

 

有給休暇の取得なんて「俺に(私に)平日に休んで何をしろというのか?!」という感じです。

当地で働く多くの人は、若くもないですし、子育てもしていません。家にいるより、会社や工場で働いているほうがよっぽど楽なのです。

もちろん、残業なんかはまっぴらです。定時に仕事を終えて、明るいうちに家に戻って一杯やってテレビを見るのです。そうして、土曜や日曜の朝には、連れ合いに「あ~ちょっと忙しいから今日も仕事だ」と言って会社に出掛けて、残しておいた仕事をするのです。

まぁ、前日の5時半に既に家に帰っていたのに忙しいも何もないのですが・・。配偶者としても、会社に出掛けてくれるほうが好ましいので、夫婦円満波静かです。

 

都会のように通勤地獄なんかありません。背広に着替えてなんて身形を整えることも要りません。普段着のまま、くしゃくしゃの髪のまま、軽自動車に乗って10分も行けば職場につきます。長年勤めている職場は、何とも居心地がいいのです。

 

休んだとしても、何かすることがあるわけでもありません。パチンコなんか損するばかりですし、特に金のかからない趣味があるわけでもありません。うっかり家でテレビなんか見ていて、奥さんに買い物にでも付き合わされた日には大変です。

 

経営者としては、国からのお達しですから何としても休日を取ってもらわないといけないわけです。懸命に説得するのですが、授業員としては年間120日とか家になんか居れません。なんだかんだと理由をつけては、会社に出掛けてきます。

このところ、何件か続けてこういう相談を受けています。どうしたらいいと思いますか?