事業承継には婚活を薦めないと・・

いろいろなところで無料の経営相談会が開催されています。私は時間が合えば、割に気軽に引き受けるので、相談員をすることがよくあります。

 

近年の経営相談では事業承継がテーマになることが増えています。中小企業の場合は、子息への親子承継をはじめとして親族承継をするのが一般的です。このところ、何件か続いて、承継候補である親族が独身なので、結婚を奨めたいのだが・・という相談を受けました。

 

結婚しよう!
結婚しよう!

ある日の相談です。

社長さんは60歳代です。息子さんは40歳くらい。同業の大手企業で10年近く修行したうえで当社に入社して、やはり10年近いキャリアを積みました。今は専務です。

そろそろ社長交替のお披露目もしたいのですが、専務は独身であまり結婚に興味が無いようなんだそうです。

 

次の相談も社長さんは60歳代です。男のお子さんがおらず、娘さんが3人います。長女は結婚して東京に嫁いだのですが、次女と三女は会社を手伝っていますが独身です。仕事もできるので、次女と三女に会社を引き継ぎたいと思うのですが、二人とも独身です。仕事がら、男性の目線もあるといいので結婚してくれたらいいなぁと思っています。

 

その次の相談でも・・・・・。

 

中小企業の場合、夫婦二人三脚で経営をするのは、安定や発展につながります。

経営相談会で、うちの息子が・娘が、どうやったら結婚してくれるだろうか?と訊ねられても、今のところは応えようがありません。確かに経営上の最大の課題ですから、経営コンサルタントとして何かの改善策を提示できるほうがいいのでしょう。

 

日本で40歳代前半の未婚率は、男性で約25%・女性で約20%です。中小企業の経営に関わる人の場合でも、未婚率はあまり変わらないように思います。

経営コンサルタントの必要能力として、結婚コンサルタントができるだけの知識がなければならない時代のようです。少し勉強してみないといけません。