JR小野田線は小野田駅から居能駅まで11.6㎞を結ぶローカル線ですが、途中の雀田駅から長門本山駅まで2.3kmの本山支線が伸びています。
本山支線に駅は二つです。終点の長門本山駅の1日の乗車客数は20人で途中の浜河内駅は8人です。28人のために2.3㎞の鉄路が維持されているのは、ちょっと不思議です。秘境駅を巡る番組がありますが、秘境路線という感じです。
当社事務所はJR山陽線の宇部駅前にあります。
宇部駅から居能駅・宇部新川駅を経由して新山口駅まで続くのがJR宇部線です。
そして赤で表されているのがJR小野田線です。
JR宇部線と小野田線には、BRT(バス・ラピッド・トランジット)の導入が検討されています。
そのなかでも、特に利用者が少ない本山支線なんですが、施設が維持されています。
利用者20人というのは、ほとんどが中学生か高校生なんだろうと思います。
長門本山駅の時刻表には、07:11、07:36、18:37の3本しかありません。昼間の時間帯には走っていないので、高齢者の利用などは考えにくいわけです。
07:11の列車は雀田駅で小野田駅行きに接続されます。07:36の列車は宇部新川駅行きです。一応、通勤通学の足として考えられています。但し、帰りの長門本山駅着が18:17の1本しかないので、かなり学校生活に制約がありそうです。
何故、こんなことを書いたかと言うと、Yahoo!に「神戸の和田岬線に乗ってみた 休日は2往復だけ「都会のローカル線」、廃止の可能性は」という記事が載っていました。
詳細は、記事を参照してください。神戸市にあるJR山陽線の和田岬支線を廃線にして欲しくないという地元の総意があるということです。
和田岬駅の時刻表を見てみると、07:29と17:26の2本だけです。しかし、これは休日ダイヤで平日は朝7時~9時台に合計7本、夕方17時~22時台に合計10本が出ています。昼間は走っていません。1日乗車数は約4800人です。いや~、夢のような人数ですなぁ。
そうそう、本山支線が何故廃止にならないのか?その理由は結局わかりませんでした。