「運も実力のうち」というのは、自分で言っちゃおしまいですよね。
やっぱり、「運は運」です。
素晴らしい成果を上げた相手を称賛したときに、相手が謙遜して「いや~、運がよかっただけです」と言うから、「そんなことないです。日頃の努力の結果があったからこそ、最後に運も味方したのです。運も実力のうちと言うじゃないですか。」と使うのでしょう。
「失敗は成功の母」と言います。
何度失敗しても、その失敗から学んで、また立ち向かっていくことで、最後に成功をつかむわけです。
しかし、「成功は失敗の母」でもあります。失敗を経験しないで、非常な幸運によって大きな成功を手にすること(人)が確かにあります。
そのときに「運も実力のうち」と思うのではなく、成功の要因を分析できるかが大事だと思います。
もちろん、全てが運であるはずはないので、実力の部分はしっかり伸ばさないといけません。
一方で、運の部分についての冷静な分析も必要です。勘違いは危険です。