今年、山口ゆめ花博には予定の50万人を大きく上回る136万人のお客様が来られました。
日本を訪れる外国人観光客が大幅に伸びているなかで、山口県の観光産業はちょっと残念な状況です。例えば外国人宿泊数でみると山口県は9万5千人です。お隣、福岡県の300万は比較にならないとしても、鳥取県の12万5千にも水を空けられています。
山口県では毎年1万人のペースで人口が減少しています。高齢化が進んでいて、生産年齢人口の比率は日本で下から3番目です。
この人口減少による消費減を補うためにも、観光振興をしたいと強く願うわけです。
観光振興できていない理由はいろいろあって、簡単ではありません。
しかし、新しいイベントや施設の設置の前にどうしても取り組みたいことがあります。それが、廃墟の撤去です。
たまたま、このブログで廃墟絡みの記事を何件か載せました。山口県内には、廃業したパチンコ屋さんとか、閉鎖されているホテルとか、レジャー施設などが多数点在しています。崩れかけた空き家や空き店舗も街なかにたくさんあります。
観光客にとって、もっとも見たくない光景です。新しい綺麗な観光スポットがいくらあっても、その視界に廃墟があると興ざめです。廃墟マニアとか心霊スポット巡りとか、一部のファインにはたまらないのかも知れませんが、目の前から撤去して消してしまいたいです。
山口県の自然も文化も、とても魅力的です。多くの方に来ていただくには、また繰り返し訪問してもらうには、廃墟の撤去が一番有効な気がします。権利関係など難しいこともあるでしょうが、行政でしかできないことです。
各自治体の優先課題として取り組んでもらいたいものです。