eco検定を経営に活かすのは名案です

eco検定(環境社会検定)は、東京商工会議所が主催している環境に関する検定です。

 

先日、産業用機械製品を製造する工場に伺いました。従業員は150名ほどですが、eco検定の受験を(もちろん合格を)奨励されています。現在は30名の合格者がおられて、小集団活動の環境リーダーとして活躍されていました。

 

エコ検定(東京商工会議所のWebサイトにリンク)
エコ検定(東京商工会議所のWebサイトにリンク)

工場の原価低減活動では、省エネルギー、歩留り改善、廃棄物処理コストの削減など環境をテーマにした活動を活発にすることは効果的です。

このきっかけつくりに、eco検定の受験をするのは名案だと思います。資格を取得した人の名前が工場のロビーに掲示されていましたが、ちょっと誇らしいです。

 

工場では素晴らしい職場風土が築かれていて、安全・品質・環境などが模範的な状況です。現場からの改善提案も、年間1万5千件を超えており、5Sの水準も目を見張ります。工場の原価低減活動は大きな成果を上げており、収益改善目標も達成されています。

 

さて、eco検定は、年に2回夏(7月)と冬(12月)におこなわれています。実は、今日(12月16日)が今年の2回目の試験日でして、次の試験は来年(2019年)の7月21日に決まっています。今日のブログは、来年7月の試験を受けることを推奨する内容です。

 

eco検定は、企業の環境意識が高まり試験の人気が高かった2008年~10年には1回の試験での受験者が3万人を超えたこともあります。その後は落ち着いていて、およそ1万2千人くらいが受験します。2006年の試験開始からの累計で約45万人が受験しています。かなりメジャーな試験と言えます。

 

この試験のいいところは受験会場がたくさんある(300カ所くらい・企業などでの出張試験もある)ことで、かつて私が受験したのは宇部市のお隣の山陽小野田市の小野田商工会議所の会議室です。確か受験者は15人くらいだったと思います。

また受験料も5000円+税と、比較的お安くなっています。

 

平均的には2か月くらいの準備をして試験に臨む人が多いようです。工場や店舗の、原価低減や生産性向上の一助になると期待できますから、取り組んでみてはいかがでしょうか?