週に2回くらいは通る道のほとりにあるパチンコ店がつぶれていることに気付きました。
どうやら数か月前には閉店していたようですが、パチンコを楽しむ習慣がないので全く気づきませんでした。山口県内を車で走ると、あちこちにパチンコ屋さんだった廃墟のような建物をみます。ここも早く手立て(更地にする?)しないと、新たな廃墟になってしまいそうです。
パチンコ店の経営は年々厳しくなっていくように思います。私たちの世代では、パチンコを楽しむ人は少ないように思います。勤めていた時を含めて、あまりパチンコが話題になることありませんでした。
団塊世代あるいはもっと高齢者の方がパチンコ店に通うイメージです。むしろ、よくあれだけ大きな施設が維持できているのか?と不思議に思います。
ちょっと、統計データなどを見てみましょう。
昨年末時点で、全国にパチンコ店は10,596店あり、山口県には146店です。パチンコ・パチスロ台は全国に444万台で、山口県では6万2000台です。割り算すると、全国でも山口県でも1店当たり平均420台くらいです。
店舗数はともかく、パチンコの台数が意外に多いこと、また、1店舗当たりの台数が予想より多いこと、に驚きます。
パチンコを1年間に1回でも楽しんだことがある国民は、約900万人で平均すると年間29回パチンコをするそうです。900万人の内訳は男性では14%、女性では3%強に当たるそうですが俄かには信じられないですね。しかも、1年平均29回という数も驚きです。これだけ頻繁におこなうだけの魅力があるのですね?
パチンコ業界の規模は、売上高(貸し玉料)が18.6兆円で、払い戻しを差し引いた粗利益額で2.9兆円です。雇用は約25万人と予想されます。
結構な巨大産業だということがよくわかりますが、やはり年々縮小してることは確かです。店舗数は5年間で約10%減っています。但し、台数は4%弱しか減っていません。
これは、台数が300台未満の小型店は12%減っていますが、500台以上の大型店は逆に11%増加しているからです。
これからも閉鎖は続くのかも知れませんが、巨大な建物と広大な駐車場があります。ディスカウントストアやホームセンターなどに代わる例が多いようですが、跡地利用をしっかりしてもらいたいものです。空き家のままでは、かなり物騒で怖い感じがします。