グリコ・チヨコレイト・パイナツプル

子供がまだ小さかった頃には、階段を見れば必ずやっていた(やらされていた?)ものです。

 

じゃんけん遊びなんですが、今考えると結構奥が深い遊びです。グーで勝つと3段、チョキかパーで勝つと6段、階段を登れるというわけです。何となく、グーで勝っても3段しか登れないので損した気分になります。ちょっと大きくなると、やたらとチョキを出しがちです。

 

グリコ
グリコ

チョキを出して勝つと6段上がれて、仮に負けても相手は3段しか登れません。そこで、チョキが一番有利な気になるのです。

しかし、ゲーム理論を使って計算してみると最強の戦略は、グー:チョキ:パーを2:2:1の割合で出すことです。

 

ところが、グリコ・チヨコレイト・パイナツプルは人間、特に小さい子供がすることなので、計算通りにはいきません。ずるい大人は子供のくせを見抜いて、パーが多い子、チョキを出しやすい子に対抗します。もちろん、勝ちに行く場合だけでなく、わざと負けてあげることのほうが多いでしょうが。

 

このゲームでは、階段を登りきってもピッタリで到着しないと余った数だけ戻るというルールですることがあります。

そのとき、階段の段数が20段とか3の倍数でなければ、永遠に終わらないということになります。

 

何だか、経営のヒントがたっぷりのゲームです。