しものせき水族館は、ペンギンでいっぱいです

このところよく行く下関商工会議所の向かいにあるのが、しものせき水族館「海響館」です。

 

下関市が運営している公立水族館です。年間入館者数は約65万人です。日本一の沖縄美ら海水族館の350万人と比べると1/5以下です。少々小ぶりな施設ですので、目玉をつくるということで世界最大級のペンギンプールがあり、たくさんのペンギンが飼育されています。

 

海響館のペンギンプール(海響館のWebサイト)
海響館のペンギンプール(海響館のWebサイト)

海響館には、フンボルトペンギン、ジェンツーペンギン、キングペンギン、イワトビペンギン、マカロニペンギンの5種のペンギンがおります。

飼育数は合計で130羽ほどです。

 

ペンギンが5種類というのが、いかにも少ない印象がありますが、ペンギンは全部で17種ですから、概ね立派なものです。

 

さて、ペンギンは全てが南半球(たいていは南極大陸やその近く)で生育しています。ちょっと不思議なんですが、北半球にはペンギンはいません。下関水族館でペンギンが多く飼育されているのは、下関に南氷洋へ向かう捕鯨基地があったからです。

 

それにしてもペンギンは不思議な鳥ですよね。鳥なのに飛ぶことはできず、身体をまっすぐ伸ばして歩きます。短い脚と貫禄あるお腹で、愛らしいです。ペンギンは「人鳥」とも言いますが、似たような姿のおっちゃん・おばちゃんもいます。

 

ペンギンが好まれるのは、つがい(夫婦)の仲がとても良いこともあります。絆を結んだペンギンのカップルは、巣作りに励みますが、常に一緒にいて寄り添っています。そうして、愛の結晶である卵が産まれると、産卵を終えたメスは餌を取りに出掛けます。オスはその間飲まず食わずで卵を温めます。

年末、クリスマスの季節は愛を確かめ合うにはいい時期です。

しものせき水族館:海響館に”どうぞ、おいでませ!”