モバイルバッテリーの事故が急増<11月は製品安全総点検の月>

昨年(平成29年)のモバイルバッテリーの事故件数は53件(前年比+8件)だそうです。

 

モバイルバッテリーの事故では7割が火災につながるので、とても怖いです。強い衝撃を与えない、コネクターが破損や曲がっているものを使わない、充電中にスマホの操作をしない、就寝中に充電しないといった注意が必要のようです。

 

モバイルバッテリーの事故件数推移
モバイルバッテリーの事故件数推移

来年2月以降に販売されるモバイルバッテリーには、電気用品安全法の規制がかかり、「PSE」マークの表示が義務付けられます。逆に言うと、これまで規制対象ではなかったわけです。

しかし、現在でも「PSE」マークがついたバッテリーもたくさん売られていますので、購入する際にはマークの有無を確認してください。

 

製品による重大事故(死亡、重傷、後遺障害、中毒、火災、など)は、年間1000件近く発生しています。平成29年は873件。

そのうちの1割がリコールが公表されている製品でおこっています。(同じく93件)

今、使っている製品がリコール対象品でないことを確認することが大切です。

 

次に危険なのは、耐用年数を超えて使用されている古い製品です。平成21年以降に販売された製品には標準使用期間が表示されています。たまに、30年以上前のエアコンを大事に使っている事業所などもあります。もったいない精神は素晴らしいのですが、重大事故にならないようには十分配慮してください。

 

そして、誤使用や誤操作による重大事故もおこっています。正しい取り扱い、やさしい操作、ムリの無い使い方に心がけてください。

経済産業省の今年の製品安全のチラシがわかりやすく記述されています。参考のためにリンクしておきます。

☞ 経済産業省 2018製品安全月間の資料