近くのスタンドで明日(月曜日)から、また値上げすると表示されていました。
メーターはまだ半分以上残っていたのですが、通りすがりなので満タンにしておきました。当地は全国的にはガソリン価格の安いエリアだと思います。今日の価格で151円/ℓ(プラス会員割引で2円引いてくれます)です。
ガソリンの値段というのは、本体価格と税金の合計です。税金部分がとても大きいので、原油価格の変動に気が回りませんが、ガソリン1ℓが150円を超えると、ちょっとナーバスになってきます。
ガソリン価格の本体以外分は、石油税2.8円(今は暫定で2.54円)とガソリン税53.8円と消費税の8%です。
つまり、ガソリン価格が151円/ℓの場合は、ガソリン本体価格は約83.5円/ℓということになります。
貿易統計によると最新の日本港での輸入原油の価格は53.1円/ℓです。
港から製油所まで運ぶのに2円・製油所でガソリンにするのに5円・製油所から油槽所に運ぶのに2円・油槽所の保管料が2円・油槽所からガソリンスタンドに運ぶのに5円・ガソリンスタンドの経費が14円で合計すると83.5円/ℓくらいのイメージでしょうか?
ガソリン価格が上下する範囲は、この輸入原油の価格が変動するからです。この要因は、原油そのものの価格と、為替の二つがあります。
とりあえず、日本の港に着いた時点での円貨での原油価格をグラフにしてみました。
平成26年以降の逆オイルショックが終わった平成28年3月を底にして原油価格は上昇を続けてきました。
上昇幅は33円くらいです。
原油価格はほぼ純粋に需給関係で決まります。足下の状況は米国が原油の記録的な増産に踏み切ったことやOPEC生産量を増やしていること、季節的な要因を含めて需要が減少傾向にあることから、需給は緩んできています。
概ね、10月がピークで原油価格は落ち着いてきそうです。
ガソリン価格も明日の値上げが最後かな?って予想しています。
(保証しません。個人の希望も含めてです。)