7月の日本の平均気温偏差は+1.61℃でした。これは観測史上4番目の暑さです。
平均気温偏差というのは、網走から石垣島までの15の観測地点をピックアップして、1981年から2010年の平均値との偏差を平均して求めています。つまり、日本列島全体の平均気温が高いか低いかを示します。
各年の7月の平均気温偏差をみてみると、+偏差の大きい順に以下になります。
1位が1978年(昭和53年)の+1.92℃、2位が2017年(昨年)の+1.83℃、3位が1994年(平成8年)の+1.74℃、4位が今年で+1.61℃、5位は1955年(昭和30年)の+1.49℃です。
1978年は記録的な少雨高温の年で、台風も上陸せず、農産物には干害被害が発生し、西日本各地では数か月に渡る給水制限がおこなわれました。今年は、集中豪雨被害などもあったのですが4位に入っているわけですから、やはり暑い夏ですね。
グラフに過去10年間の6月から9月の月平均気温偏差と熱中症死者数を載せてみました。系列1が6月で、以下7月・8月・9月です。当たり前のことかも知れませんが、気温が高いほど熱中症の死者数が増えています。豪雨被害などとの関連など、他の要因もあるわけですが、やはり暑いのは危険です。
昼間が暑いのは相変わらずですが、朝晩は少しは緩んできたようにも思います。トンボもちらほら飛ぶようになってきました。もう少しですかね。