国会の党首討論が1年半ぶりに開催されました。国会がうまく回っている象徴でした。
なんだかんだと言っても、今の日本の国会は結構うまく回っているようです。
自民党は維新を除く野党の厳しい?追及を受けて困っているような素振りを見せながら、実は大した負担を感じていません。
何と言っても、追及しているテーマが日本国の規模や力量から考えると、あまりにも小さいというか微かなことです。政策的な成果は上がっていて、野党に対案もないので、転覆の危険はありません。
維新は自民党と野党の一見派手な立ち回りのなかで、独自色を出して存在感を示しています。国民民主党は代表が獣医師会との関係を抱えるので、モリカケに触れず党首討論では自由貿易など外交政策で割と真っ当な話をしました。
立憲民主党と共産党は相変わらずのモリカケ疑惑ですが、さすがにトーンが下がってきました。資料を全部出せと煽っていて、ついに出てきました。ところが、よく見ると野党側に不利な情報がたくさんありますので、読むのは止めたようです。
モリでは野田公園がありますし、カケでは獣医師会があります。また、公文書問題では福島原発事故の一次資料を闇に葬った過去などを蒸し返されるとたまりません。この件は、財務省の公文書改竄とは罪の深さが比較できないほど酷いので、触れたくないところです。
結果として、党首討論は出席した5党それぞれに得点を上げる結果で終わりました。国会もそれなりにうまく回っているということだと思います。
ただ、国民にとっては「まっとうな政治」ではないことは明らかです。会社の経営と同じで、こんな日本をつくろう!という経営理念・ビジョンを示していくことが大事です。
”自由と民主主義を守る”は、金正恩さんも言っています。どういう自由なのか、どういう民主主義なのかが問われます。