新聞折り込み広告やフリーペーパーなどの広告は、少しの期間は入れ続けることが大事です。
インターネットが普及した現代でも、商売によっては紙媒体のチラシ広告が有効なことは多いです。
高齢女性や専業主婦だけでなく、高齢男性や若い女性なども結構な割合で紙媒体の広告を利用しています。
多くの事業者さんが、新聞折り込み広告などを活用して収益を高めていて、費用対効果もかなり高くなっています。しかし、費用に合わないと頭から検討しない方も居られます。
折り込みチラシの反響率は0.3%あれば成功と言われます。そのチラシを見て、お店に行ってみようと思う人が、1000枚配って3人いるという意味です。
例えば、3000枚の新聞折り込みを1回すると3万円くらいかかります。0.3%で10人が来店してそれぞれ1000円の買い物をすると、1万円で粗利益率30%なら3千円が売上総利益になります。3万円使って3千円の利益なら、やる理由が無いということになります。
しかし、来店した10人のうち2人を常連客にすることができたとします。この2人が月に2度買い物に来て1000円購入してくだされば、年間5万円の売り上げで1.5万円の利益増です。
収益をよくするには、チラシだけでなく、店舗や商品の魅力が大事です。
この常連客への顧客進化ができるだけの魅力が店舗にあるなら、広告は1回だけでなく続けて入れることです。
例えば、月に2回づつ3000枚の新聞折り込みを入れたとします。仮に反響率0.3%×リピート率20%を続けられるとして計算すれば、半年後の折り込み広告(12回目)を見て来店する顧客数は167人になります。計算上では、3万円の経費で5万円の利益増になります。
もちろん商圏人口に限りがあるので、無限に利益が増えるわけではないのですが、一般的に来店が期待されるエリア人口が2000~3000人あれば、今でも新聞折り込み広告は十分に検討の対象になります。
もし半年やってみて、それでもお客様が増えないとしたら店舗や商品に何か重大な課題があるのかも知れません。