経済産業省のMETIジャナーナルに記事が計算されていたので紹介します。
私は、一般計量士と環境計量士の両方の資格を持っているのですが、計量士の認知度は年々下がる一方です。縁の下の力持ちであると思っていますが、多くの人はその存在すら知らないですから、たまには宣伝させてください。
計量士には、重さや長さなどを扱う一般計量士と、環境中の物質濃度を扱う環境計量士(濃度関係)、騒音や振動を扱う環境計量士(騒音・振動関係)があります。
一般計量士は、身近な例では、スーパーマーケットで売られてる食品が正確に計量できているか、商品の質量表示に比べ実際の内容量が不足していないかなど、購入者の不利益とならないようチェックしています。
環境計量士は、工場など排煙や排水の計量、建設現場や道路などの振動や騒音の計量、それらの証明書の発行などを通じて、環境保全の役割を果たします。
とてもニッチな資格です。
国家試験は毎年度に1回です。今年は3月4日に実施されました。結果は、下の表の通りですが、合格者は、環境計量士・一般計量士合わせて僅かに800人ほどです。
もちろん国家資格の中には、もっとマイナーなものもありますが、一般の方がすっと理解できる仕事としては予想以上に少ないと思います。
METIジャーナルの最後のところを転載します
<計量士の活躍拡大へ>
計量士の資格を持っていると、各事業所における定期検査や計量証明検査に代わって計量士による検査が可能になるメリットがある。
さらに経済産業省では計量制度を見直しており、計量士の業務を広げる制度改正も行っており、今後ますます活動の場が増えていくことが期待される。
現実的に、計量士の仕事は年齢に関係なくできます。高額な報酬とはいかなくても、セカンドライフでの収入になりますし、そういう計量士さんは多いです。受験資格はありませんから、力試しに資格取得しておけば、何かの役に立つかも知れません。ご検討ください。