昨年(2017年)5月の米国の世論調査会社ギャラップ社からの報告です。当時、結構話題になりましたね。
ギャラップ社はWikipediaに載っています。
以下の12の質問を社員アンケート調査したそうです。
1. 私は仕事の上で、自分が何を期待されているかが分かっている
2. 私は自分の仕事を正確に遂行するために必要な設備や資源を持っている
3. 私は仕事をする上で、自分の最も得意とすることを行う機会を毎日持っている
4. 最近1週間で、良い仕事をしていることを褒められたり、認められたりした
5. 上司または職場の誰かは、自分を一人の人間として気遣ってくれている
6. 仕事上で、自分の成長を励ましてくれる人がいる
7. 仕事上で、自分の意見が考慮されているように思われる
8. 自分の会社の使命/目標は、自分の仕事を重要なものと感じさせてくれる
9. 自分の同僚は、質の高い仕事をすることに専念している
10.仕事上で、誰か最高の友人と呼べる人がいる
11.この半年の間に、職場の誰かが自分の進歩について、自分に話してくれた
12.私はこの1年の間に、仕事上で学び、成長する機会を持った
このアンケート結果から、日本の社員の熱意は世界139か国中で132位だったということでした。
熱意あふれる社員 | やる気のない社員 | 無気力な社員 | |
日本 | 6% | 70% | 24% |
米国 | 32% | 51% | 17% |
中国 | 6% | 75% | 19% |
世界平均 | 15% | 67% | 18% |
以前から書いていますが、世論調査(アンケート)は質問の仕方とか調査方法によって結果が異なりますので、真偽のほどは分かりません。アメリカが高くて日本が低いのは、日本人が奥ゆかしいだけということも考えられます。
ただ、よく20:80の法則ということが言われます。全体の20%が利益を出す。全体の20%が足を引っ張る。というのは事実です。
そうみると、無気力な社員・不満を周りに撒き散らす社員の割合は世界でほぼ20%です。日本がちょっと高いのが気になりますが・・。
むしろ、上の12の質問を、自分に対して、あるいは自社の従業員に対して問うてみることは有益だと思います。お試しあれ!