我が家の庭にもスイセンの花が咲いていますが、有毒で死者も出ているそうです。
新聞に載っていたのですが、スイセンとニラを間違えて食べて食中毒を発症したという事例があるのだそうです。
まぁ、花が咲いているスイセンを食べる人はいないでしょうが、確かにニラに似ていないわけはありません。
昨年は、家の庭に生えていたイヌサフランをギョウジャニンニクと間違えて食べて亡くなった人が2人いるのだそうです。
調べてみると、昨年までの10年間に有毒植物を食べて亡くなった方は、全部で10名。食中毒にかかった人は818名でした。
このうち6人はイヌサフランを食べていました。
まぁ、そんなに頻繁に起こることではないようですが、まぁ自然のものだから安全ということはないので、わからないものには手を出さないことです。
専門家でなければ、野草は「採らない・食べない・人にあげない」というのが正しい態度です。暖かくなって山野に出掛ける機会が増えますので、気をつけましょう。
ところが、この有毒植物というのは使いようによっては薬(漢方薬)にもなるんです。例えば、イヌサフランは、痛風の人の鎮痛剤として使われるそうです。
有毒植物の死者、第2位はトリカブトです。ニリンソウという食用野草と間違えるのだそうです。猛毒で有名なトリカブトですが、やはり鎮痛剤とか利尿剤、強心剤として使われるのだそうです。
”毒にも薬にもならない”という言い方がありますが、”毒にも薬にもなる”わけですね。