省エネ・チューニングのベスト4

省エネ補助金の準備もボチボチ始まっていますが、さほどの投資をしない省エネです。

 

空調
空調

チューニング=運用改善は、大きな設備投資をしないで省エネになるような手法です。

いろいろな手法がありますが、最も効果が大きいのは次の4つの手法と言われています。(ベスト4ですが、効果の大きい順ではありませんので、ご注意ください。)

 

1.空調設備:外気導入量の削減

考えれば当たり前なんですが、冷房でも暖房でも室内の空気が外と入れ替わらなければ、ほとんどエネルギーは消費しません。壁や天井、窓などからも熱が逃げます。しかし、熱の入れ替わりは外気が室内に入ることで起きます。

 

外気導入量の削減は省エネに効果が大きいです。換気扇を止める、窓や扉をきちんと閉める、といったことを徹底したいですね。

 

2.燃焼空気比の調整

これは、ボイラーなどを使用している場合です。燃料に対して空気が少ないと不完全燃焼になってアウト!です。それに対して、燃料に対して空気が多すぎると空気を温めることになってエネルギーはたくさん必要です。

 

ボイラーの業者さんが入構されるときに調整してもらいましょう。

 

3.コンプレッサー吐出圧力の低減

コンプレッサーの吐出圧力は、どうしても高めに設定することが多いようです。遠くまでエアを送るための配管ロスを過剰に見積もってしまいます。使用機器に届いたところで空気圧に余裕があれば、少しづつ吐出圧力の設定を下げるのは効果的です。

 

4.冷水温度・温水温度の設定変更

これも意外なほど効果がでます。例えば、冷水装置で7℃の冷水をつくっているなら、設定を10℃に変更するだけで約15%の省エネになります。

ちょっと試してみる価値があります。

 

いろいろチャレンジしてみたいですね。