清明で隠れていたものが明らかになる

二十四節気で春分の次は「清明」です。今年は4月5日です。ちょっとフライングですね。

 

桜

今日は25℃を超えて、夏日になりました。街の桜もかなり咲いてきましたので、1週間ほど先取りします。

 

二十四節気では、3月21日の「春分」の次が4月5日の「清明」、その次が4月20日の「穀雨」と続きます。

今の時期を「清明」というのは、似つかわしい感じがします。清浄で明潔なのが春のイメージです。

 

この「清明」には、少し違う意味もあるのだそうです。

ちょうど、桜が咲き誇る時期ですが、桜以外の多くの花々も蕾をふくらませて、開花に向かう時期です。蕾が硬い時には、どんな花が咲くのかわからなかったものが、花を咲かせて、あぁこんな花が咲くのかと明らかになるということだとか。

『清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる』

 

入学や入社、異動など新しい場面を迎える人の多い時期です。新しい場面で、花を咲かせることで、その人が実はこんな人だったのか明らかになるという時期なのかも知れません。

他人から見て、その人のことが分かるというだけでなく、自分で自分のことが分かるとか、隠れていた自分の長所に気づくときかも知れません。

 

4月も終わりころには、菜種梅雨とも呼ばれる雨の時期となり「穀雨」と呼ばれます。田畑の準備が整って、作物を慈しむ雨が降るようになります。

明るい春を満喫したいものです。