最年少棋士(中3)の藤井聡太六段が、師匠の杉本昌隆七段と公式戦で初対局して勝利です。
大相撲とか落語とか(もしかしたら女子レスリングとか)、このところ師匠と弟子という話題がたくさんあります。
貴乃花師匠は弟子の貴ノ岩の春場所への出場をどうするかを、未だ発表していません。稀勢の里が休場を決めて、白鵬(師匠は宮城野:元竹葉山)・鶴竜(師匠は井筒:元逆鉾)も怪我があって万全でないようです。浪速の春は荒れると言われますから、心配しながらも注目です。
落語のほうは、笑点でお馴染みの三遊亭好楽師匠が弟子の三遊亭好の助に、自身の前名の林家九蔵を襲名することにしていたのを、林家正蔵(九代目)が異議を唱えたので取りやめたそうです。好楽さんの師匠は林家正蔵(八代目)ですが、八代目と九代目は系統が違うそうで、何だかややこしいです。
さて、将棋の棋士の系統図が将棋連盟のウェブサイトにありました。一部載せます。
将棋の棋士の系統では、最も大きいのが関根金次郎十三世名人からつながる系統です。次が、木見金治郎九段の系統、河井房郷七段の系統、関西の阪田三吉名人の系統などが続きます。
藤井聡太六段の師匠は杉本昌隆七段で、その師匠が板谷進九段、その師匠が板谷四郎九段(進の父)、その師匠が木村義雄十四世名人、その師匠が関根十三世名人というつながりです。将棋は奨励会に入るときに師匠についていないといけないので、師弟の系統は明確なようです。
ただ、何にでも例外はあるようで、藤井聡太六段の右上に「ひふみん」こと加藤一二三九段の名前があります。師匠は剣持松二九段となっていますが、剣持九段は加藤九段より後輩です。加藤九段は最初は木見金治郎の流れを継ぐ南口繁一九段の弟子だったのですが、いろいろあって、移籍したようです。後輩の弟子になっているのは、ひふみんくらいでしょう。ユニークでお騒がせな方ですね。
ちなみに、永世名人の系統を書いときます。
十五世名人 大山康晴--木見金治郎
十六世名人 中原誠--高柳敏夫--金易二郎--関根金次郎
十七世名人 谷川浩司--若松政和--藤内金吾--坂田三吉
十八世名人 森内俊之--勝浦修--渡辺東一--関根金次郎
十九世名人 羽生善治--二上達也--渡辺東一--関根金次郎
特に何かがわかるわけではありません。