北海道(あるいは札幌)に注目

平昌オリンピックの日本人メダリストは16人。うち、北海道出身は9人です。

 

北海道の地図
北海道の地図

9人の内訳は、カーリング女子のLS北見の5選手、ジャンプの高梨沙羅選手、スピードスケートの高木姉妹と佐藤綾乃選手です。皆さん、女性です。

 

ちなみに、他の都道府県をみてみますと、長野県が3人(アルペン複合の渡部暁斗選手、アイススケートの小平奈緒選手と菊池彩花選手)、宮城県が羽生結弦選手、愛知県が宇野昌磨選手、新潟県が平野歩夢選手、東京都が原大智選手です。

 

さて、北海道です。カーリングの皆さんの「そだね」で北海道弁が人気となりました。次の次の冬季五輪開催の可能性もあって、注目です。

ただ、私たちのような西国の人が感じるのは、北海道は遠いなぁというイメージです。私の日本の北限は岩手県の盛岡市で、青森県・秋田県より北に行ったことがありません。

 

今日は、北海道出身の先生とお話したので、北海道(特に札幌)のことをお聞きしました。先ず、驚いたのは札幌が巨大都市であるということです。

札幌市は人口195万人ですから、東京特別区・横浜市・大阪市・名古屋市に次いで日本で5番目の人口を誇ります。福岡市が154万人で広島市が119万人ですから、札幌市の大きさがわかります。周辺市町を合わせた、いわゆる札幌都市圏では人口250万人になるそうです。

 

札幌市はJRの他、地下鉄や市電が完備されているので、自動車を使わずに仕事や生活が便利にできるそうです。政令市を対象とした住みたい都市ランキングでは、横浜市・京都市に次いで3位となっていて、福岡市や神戸市より上位です。

 

冬には雪が多くて寒いのですが、室内はむしろ西日本より快適だそうです。逆に、夏はさわやかで、西日本の酷暑はありません。札幌市は全国で最も都市公園が多く、自然が身近にあって、お祭りやイベントも多彩だそうです。

 

以前も書きましたが、面積では、四国の2倍が九州・九州の2倍が北海道・北海道の3倍が本州という関係になります。北海道は九州の2倍も大きいのです。

現在のところ、北海道でも札幌への集中が進んでいます。結果として、広大な大地が手つかずに残っています。日本の発展には、北海道の発展は欠かせません。