エコアクション21取得企業では、地域環境との共生を目的に工場周辺や地元の海岸などの清掃ボランティアをするところが多いです。
工場周辺道路の草刈りやゴミ拾いなどに取り組むのは、地域の環境保全に効果があります。従業員の仕事に取り組む姿勢にも、自ずといい影響がでます。
休日に従業員の家族も参加する海岸の清掃活動などは、気分転換にもなります。最近では、里山保護や地球温暖化対策の植林などに取り組む会社も増えています。働き方改革でできた余暇を、こういうふうに使うのは好ましいことだと思います。
今日、ちょっと気になることを聞きました。ある社長さんが、「うちの会社は従業員には清掃活動をさせない。会社でお金を出して、人を雇ってやってもらっている。」そうです。
何故ですか?と尋ねると、従業員が作業服や制服で清掃していると、近所に「あの会社は危ないぞ。仕事が無いから草引きしとる。」と言いふらす人がでてくるということです。
今どきでも、そんな人がいるのかとビックリです。まぁ、業績云々は言いがかりですが、そういう風評被害を受けるのも確かに癪に障りますね。
ボランティアとか善行とかは、隠れてするモノだというのは、日本人の標準的な考えでしょう。しかし、会社で取り組むようなことは、積極的にアピールしましょう。環境活動レポートにもどんどん載せるべきです。お金に余裕のある会社なら、マスメディアで広告しても構いません。考えを変えることだと思います。
ある会社がアピールするなら、隣の会社やライバル会社も負けてられないと、ボランティアや清掃活動に取り組むと思います。そうして、輪を広げていくことに何の不都合もありません。