韓国国歌は文部省唱歌のよう

平昌冬季オリンピックの開会式で、子供たちが韓国国歌を可愛らしく歌いました。

 

韓国の国旗(太極旗)
韓国の国旗(太極旗)

実は、これまで韓国の国歌というものを聞いたことがなかったようです。今日のオリンピック開会式で、初めて耳にして、新鮮な驚きです。

多くの国では、勇ましい戦いを鼓舞するような響きの国歌が採用されています。アメリカも中国もフランスもそうです。

 

韓国は朝鮮戦争が終結していないと言う意味で戦時下の国ですから、国歌ももっと勇ましいものかと思っていました。ところが、童謡というか文部省唱歌のような優しいメロディーが流れて、ちょっとビックリしました。

調べてみると、19世紀の終わりに「愛国詩」として詩のほうが先にあって、それをスコットランド民謡の”蛍の光”に合わせて歌っていたのだそうです。その後、1935年に現在のメロディーが作曲されたという事情とのことです。

 

歌詞の日本語訳を載せておきます。素敵な歌詞ですね。

 

『東海が乾き果て、白頭山が磨り減る時まで、神のお護りくださる我が国、万歳

むくげの花、三千里、華麗な山河、大韓人よ、大韓を永遠に守ろう

南山の老松が鉄の鎧をまとったように、風霜の変わらざるは、我等の気性なり

広い秋の空が雲ひとつなく澄み渡り、輝く月は、我等の精神、誠実な心なり

この気性とこの心で忠誠を尽くし、辛くとも、楽しくとも、国を愛そう』

 

国旗(太極旗)のほうも調べてみました。こちらは、よく見ています。

陰陽を示す青と赤の太極の周りを四つの印が取り囲んでいます。この印の意味を調べてみると、1時の方向から時計回りに月・地・日・天を表すのだそうです。つまり、月と日、天と地が向かい合って配置されています。全体で宇宙を表しているわけですね。

 

北朝鮮の怪しい手練手管に不安が募る今日この頃ですが、オリンピックが平穏ななかで開催され、選手の皆さんが実力通りのパフォーマンスを発揮されることを期待しています。

☆今日の宇野昌磨選手の演技は素晴らしかったですね。\(^o^)/