NHKラジオの子ども電話科学相談が、今年から冬休みにも放送されています。
夏休みに続いて、抱腹絶倒のやり取りです。基礎的な知識のない人に、かみ砕いて説明をすることの難しさがよく分かります。
この放送は、科学知識を知ってもらうという目的以上に、専門家の先生が困っているのを聴いて、楽しむ。と言うか、共感するところに醍醐味があります。
「そうそう、うちの部下に説明しても同じだよ」なんて思って聞いている先輩もいるかもしれませんし、「うちの上司なんて、ITに関してはこの子ども並みだな。説明なんかできないよ」と思っている後輩もいそうです。
A)お名前とお年、何県から電話しているか教えてください。
M)マイ。6歳。○△県。
A)マイちゃん。どんな質問ですか?
M)どうしてロボットは動けるんですか?
A)ロボットの質問はT先生に答えてもらいましょう。
T)マイちゃん。どうしてそう思ったの?
M)マイはご飯を食べるけど、ロボットは食べないから。
T)なるほど、ロボットは食べないけど動けるよね。
ロボットを動かすエネルギーって一体なんだろうね?マイちゃんはどう思う?
M)エネルギーって知らない。
T)う~ん。マイちゃん、ご飯を食べないでお腹が空いて、もう動けないってことなかった。
M)そんなことないもん、マイ、お腹空いても、きちんと動けるよ。
T)そうだね。偉いね。
じゃ、電気って聞いたことあるかな?
M)うん。お部屋の灯りのこと。
T)そうそう。照明もそうだけど、マイちゃんの家(うち)の洗濯機や冷蔵庫が動くのも電気のエネルギーなんだよ。
M)マイの家(うち)の洗濯機や冷蔵庫は動かないもん。
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なかなか、大変です。