日本では幽霊は夏に出るものと決まっていますが、死んでも成仏できなかった霊ですから出てくる季節は不問ですよね。
このところ、日本海側各地に幽霊船が漂着しています。総書記さんが、「イカ釣りは戦争だ!突撃!!!」と号令を掛けているそうです。実際に海に出ているのも、漁師ではなくて軍人であるという報道もあります。
漁船と言っても名ばかりの幽霊船です。冬の荒れた日本海の藻屑と消えた人々は成仏できるでしょうか? 総書記さんの枕元に夜な夜な立つ(浮かぶ??)といったこともありそうです。
話変わって、宇部市の山間の吉部地区には名物として「ゆうれい寿司」というものがあります。所謂、白寿司で、全体が真っ白な寿司です。似たようなゆうれい寿司は、他の地域にもありますが、多くは魚とか卵とかの具材を間に挟んで、表側に寿司飯を載せたものです。表から見れば、確かに真っ白ですから「ゆうれい寿司」です。
吉部の伝統的な「ゆうれい寿司」は。これとは異なって全体が真っ白です。寿司飯に白身の魚を混ぜ込んだものです。もちろん、冬にも美味しいので年中無休で出てきます。
幽霊つながりで言えば、山口県にも有名な心霊スポットがたくさんあります。
宇部市の海岸近くの心霊スポットは炭鉱絡みのものが目立ちます。落盤事故で溺れ死んだ(この辺りは海底炭鉱です)人の霊が迷い出るそうです。
県内では、トンネルとかダムとかで出てくる幽霊が多いですが、これらの幽霊は数十年前の恨みを持っていますから、まだ枯れていなくて生々しいです。
山口市・岩国市・萩市など城下町では、殿様に嫉妬されて殺された姫とか、濡れ衣を着せられて手打ちにされた重臣とかが幽霊になって出てきます。ちょっと時代が溯りますね。
下関市になると、赤間神宮の耳無し芳一のように平家の落ち武者絡みとなって、更に古くなります。個人的には、幽霊はちょっと古めのスポットのほうが、好ましい感じがします。
まぁ、いつの時代のものでも、人には怖いもの見たさという感情は強いようです。
全国の心霊スポットの経済効果は年間1200億円という説もあるそうです。経済の活性化のためには、山口県各地の幽霊にも働いてもらわないといけませんね。
「おいでませ山口へ!」・・かな?