広島だと「お好み焼き」か「牡蠣フライ」、福岡なら「博多ラーメン」か「もつ鍋」、大坂だと「たこ焼き」か「串カツ」なんかが、すぐに頭に浮かびます。
試しに「各都道府県のご当地グルメ」をグーグルで検索してみますと、山口県は「ふぐ料理」とでてきます。
いや～、リッチさで群を抜いています。本場下関とか湯田温泉辺りでも、まっとうなふぐ料理を頼むと、１万円とかでは全く足りません。
いわゆるB級グルメといわれる、ご当地グルメの一番星がなかなか見当たりません。
「瓦そば」がそこそこ有名ですが、下関市豊浦町の地元料理でちょっと広がりが乏しいです。また、結構値段も高めです。
楽天トラベルのサイトでは、以下「剣先イカ料理」「岩国寿司」「萩かまぼこ」と続きます。「剣先イカ」は素材ですので、料理とは言いにくいです。「岩国寿司」は面白いのですが、冠婚などハレの日の料理です。「萩かまぼこ」をはじめ山口県はかまぼこ大国ですが、やはり料理じゃないです。
どうも、全国的なインパクトに欠ける感じがします。
宇部市では「宇部ラーメン」なんかもあるのですが、ラーメンは先行する有名グルメが目白押しで勝ち抜くのは厳しそうです。
山陽小野田市では、みちしお（ドライブインの名前）の「貝汁」が№１ですし、岩国市ではいろり山賊（これもドライブインの名前）の「山賊焼き」はインパクト満点です。近隣どころか他県からもわざわざお客さんが来るほどの名物ですが、いずれもその店舗限定グルメです。
この10年ほどでは山口市内で「バリソバ」がB級グルメの候補として登場してきました。揚げた中華麺に、野菜タップリの少しとろみが付いた鶏ガラスープを掛けたものです。市内の台湾料理屋さんが始めたもので、ご当地グルメとして育てようという機運がありますが、今一歩のところです。
せっかくですから、イベントなどをもっと企画して、参加店舗数を増やしていく。など知名度を上げて全国区を目指す取り組みもあっていいかな？と思います。