ガソリン価格値上げの看板

幹線道路沿いのGSで、来週からガソリン価格値上げすると看板がでています。

 

直近1年間のガソリン価格(https://e-nenpi.com)
直近1年間のガソリン価格(https://e-nenpi.com)

今日の時点で、宇部市のGSでは123円/ℓです。

過去のトレンドを「e燃費 https://e-nenpi.com」というサイトでみると、右のグラフのようになります。

昨年の今頃は115~116円だったのですね。約8円(7%)の値上がりです。

 

但し、ガソリンには1ℓ当り56.34円のガソリン税等が掛かっていて、更に消費税が二重に課税されています。

ガソリン本体の価格でいえば、昨年の今頃は50円で現在は57.5円(15%の値上がり)ということになります。

 

さて、中国電力のエネルギア地域経済レポートによると、今後の原油価格の動向ですが、日米欧の信頼できる機関の予測はほぼ同じです。

「世界の原油需給は,2016 年11 月にサウジアラビアなどの OPEC 諸国が減産を合意し,翌月にはロシアやメキシコなどの非 OPEC 諸国も減産を合意するなど,現在,減産への取り組みが進められている。一方,需要は原油価格の低迷を受けて拡大しており,2017 年には供給過剰から需要超過となることが予想されている。」

☞ つまり値上がりしていくということですね。

 

「しかし,米国の原油在庫が過去最高水準にあるなど,原油在庫の低下には相応の時間を要すると見られており,原油価格は当面,足元の 50 ドル台で推移すると見られている。」

☞ でも値上がりには少し時間がかかるということです。

 

「長期的には,本稿で解説したように拡大し続ける需要を満たすには生産コストが高い地域での生産拡大が必要となるため,原油価格は過去最高値に近い水準まで上昇すると見られている。」

☞ 概ね、2020年には70ドル台中盤(現在より50~60%値上がり)となるという予想。

 

「日本経済は,エネルギー価格の変動による影響が非常に大きいため,各調査機関の見通しを含め情報収集および情報の見極めを行い,足元だけでなく長期的な価格見通しに基づき,将来生じてくると思われる課題や懸念に備えることが今後とも重要である。」

☞ 注意を怠らないこと。& 省エネ改善を進めていきましょう。