山口県を訪問する外国人の三分の2(約15万人)は韓国からのお客様です。
今年7月の訪日外国人の数は、これまでの記録(今年4月)258万人を破り、268万人となりました。単月での過去最高を更新しました。
昨年2016年の訪日外国人数は2404万人でしたが、今年は7月末までで1644万人となっており、2800万人を超えるペースです。
2012年には840万人でしたから、2013年に政府が建てた目標は2020年に2000万人にするというものでした。
それが、どんどん前倒しで達成できるものですから、2015年に2020年の目標を3000万人に変更しました。更に、昨年(2017年)には2020年は4000万人を目指すことになりました。オリンピックがあるとはいえ、かなり野心的な目標です。しかし、現在の訪日外国人の増加ペースから見ますと、あながち無理な目標でもなさそうです。
山口県では下関港に韓国釜山との定期航路があることから、韓国からの観光客が全体の2/3を占めます。また、山口宇部空港が「訪日誘客支援空港」に認定され、10月からは韓国仁川空港との定期便が就航します。
韓国を巡る世界情勢には不穏なところもありますが、日本を訪問する韓国人旅行者は大幅に増加しています。昨年(2016年)には、509万人が訪問しており、637万人の中国に次いで2位です。今年は7月までで既に404万人で、中国の406万人と拮抗しています。
今のペースでは、韓国からの訪日客は年間700万人になりそうです。韓国の人口は約5150万人ですから、国民の13.6%が訪日することになります。ものすごいですよね。
山口県は韓国からのお客様を迎えるには、当に最適の立地です。しかし、受け入れの準備が万全とは言い難いところがあります。ガイドブックなども充実しているとは言えませんし、朝から活動したいツアー客の獲得などにも気が廻っていません。
ビッグなビジネスチャンスです。よい考えでよい準備をして、逃さないようにしたいものです。