導流帯のマナー・・要注意です

主要道路の交差点には、ゼブラゾーン(正式には導流帯)が設置されています。

 

導流帯
導流帯

このゼブラゾーンをめぐっての事故が結構多発しているようで、注意が必要です。

 

一般のドライバーは、このゼブラゾーンには進入しないで交差点に入ろうとします。この行為はもちろん正しいのです。

 

交通の方法に関する教則には、導流帯は「車の通行を安全で円滑に誘導するため、車が通らないようにしている道路の部分であること」と記載されています。

つまり、車が通らないようにしているのだから、通らないのが当たり前です。

 

ところが、この導流帯は「指示標示」であって、「規制標示」ではありません。つまり、車が通らないように指示はしているのですが、進入を禁止していません。具体的には、渋滞などで前方の交通が妨げられているときに、進入するのは違反ではありません。

 

この違反ではないというのがくせ者です。違反ではないのだから、”オレは導流帯を堂々と走るんだ”という輩が一定数存在します。マナー違反ですが、警察もそれだけでは取り締まりはしません。

ここで注意しなければならないのは、導流帯の指示を守って右折レーンに進入しようとした車が導流帯の中を走ってきた車と接触事故を起こしたケースです。普通ならマナー違反の後続車の過失割合が大きいように思えるのですが、実際はせいぜい5:5だそうです。

導流帯の指示に従う場合でも、後方確認をしっかりしないといけません。

 

「規制標示」としては、以下の3つがあります。

① 安全地帯 ・・ 車は進入してはならない。前後10mに停止してはならない。歩行者がいる安全地帯では徐行しなければならない。

② 立ち入り禁止部分 ・・ 車は進入してはならない。

③ 停止禁止部分 ・・ 車は停止してはならない。

 

『今日もご安全に!』

 

規制標示
規制標示