大学に限らないのですが、学校の新設は全て”〇〇ありき”なんです。
国会の議論でもそうですが、マスコミの報道も国民を馬鹿にしているとしか思えません。
大学に限らず、学校の新設の認可は開学の直前にしか下りないものです。森友学園小学校の件でも周知のことです。
文科省が優しく書いている資料です。
☞ 「大学の設置認可制度に関するQ&A -質の高い大学づくりのしくみ- 文部科学省」(pdf.)
ある年の3月末に認可申請をすると、7カ月で審査が終わり認可が出るので、翌年の4月に開校するというのが大学新設の道筋です。7カ月後というと、10月末ですが、これが最短です。仮に早く申請をしても、10月末より速くなることはありません。但し、遅れることは普通です。つまり、年末の12月頃とか、遅いときは年明けの2月とかになります。
もちろん、学校の施設は完成していて教員の雇用もされて、学生の入試も終わっています。
認可を出すまで、教育課程であるとか、定員だとか、教職員だとか、施設とか、いろいろな要求(指導かな)が出ます。この資料にいみじくも書いてあるように、文部科学省からの指導に従っていれば、認可されないことは”ほとんど”ありません。
まぁ、この仕組みは、マスコミの人も民進党や共産党の人も知っているのですが、今日だけは忘れたようです。
ちなみに、上の資料のQ6が法律で定められており、※印は文科省告示です。日本は法治国家であり、立法権は国会にあります。