刺されると命も危ないということで、埠頭で発見されたヒアリが大きな話題になっています。
6月の初めに尼崎港で発見されたのをきっかけにして、各地の港でコンテナなどからヒアリが見つかって大騒ぎになっています。
ヒアリは「火アリ」で、「ファイアーアント」のことです。
噛まれると火傷をしたほど痛いのでヒアリというそうです。しかも、アナフィラキシーショックを起こして、最悪の場合は死に至るということです。
環境省の「ストップ・ザ・ヒアリ」という資料がありますから参照してください。
ヒアリの原産地は中南米の熱帯地方です。近年、交通が発達したことから、世界の熱帯地方に分布が広がったそうです。今回、コンテナ港で発見されて大騒ぎになっていますが、これまでも日本には荷物と一緒にやってきていたかも知れません。水際作戦で発見と駆除に取組んでいますから、一般の方の生活圏に大挙押し寄せるということはないと思います。
日本にヒアリが定着するかどうかは、冬を越せるかどうかです。現在のところ、ヒアリが分布しているのは熱帯地域に限られているようです。沖縄でもベトナム戦争の頃には、発見されたことがあるそうです。しかし、当時は沖縄の冬でも生き延びることはできなかったそうです。
なんとなく心配なのは、今の日本にはヒアリが冬を越せるような環境があるのではないか?ということです。杞憂だったらいいなぁと思います。