お酒の税金がどうなるのかまとめてみた

ニュースでは、ちらちら見ていたのですが、正確には理解していなかったので整理してみました。

 

酒税の見直し
酒税の見直し

酒税はたいへんにややこしいですね。

 

右のグラフに主な酒類の税率がこれからどうなるかを描いてみました。

 

ビール類の税率は平成38年10月に、1㎘当り15万5千円(350ml缶で54.25円)に統一されます。

ビールは税金が下がり、発泡酒や第三のビールは税金が上がります。

このグラフの発泡酒は麦芽比率25%未満というカテゴリーのものです。(麦芽比率によって税率が異なる)

 

醸造酒の税率は現在は清酒が1㎘当り12万円で、果実酒が8万円ですが、同じく平成38年12月に10万円で統一されます。

 

蒸留酒である焼酎やウイスキーはアルコール度数によって税率が異なるので、ややこしすぎてグラフになりません。

まぁ、今回の税制改正で制度が多少は簡素化されるという意味はありそうです。

 

平成29年度の酒税での税収は1兆3110億円と予測されています。酒税税収は毎年減少していて、ピークだった昭和63年度の2兆2,021億円の6割を切っています。

今回の税制改正で、税収がどうなるのかは不詳ですが、お酒は人生の潤滑油だと思います。楽しく愉快に嗜むようにしたいものです。