福岡・大分などで猛烈な豪雨。被害が心配

福岡県・大分県を中心にして集中豪雨で大きな被害が発生しています。当地でも突然の豪雨や落雷がおこっています。明日まで続くようですから心配です。

 

ゲリラ豪雨の発生は増えている(気象庁ウェブサイト)
ゲリラ豪雨の発生は増えている(気象庁ウェブサイト)

右のグラフは、気象庁のウェブサイトに掲載されているアメダスでのゲリラ豪雨の観測回数の推移です。

アメダスの観測地点は増えていく(現在は全国に約1300箇所)ので、1000箇所当りの発生回数のグラフです。

 

赤線が40年間(1976年から2016年)の平均的な変化を示しています。

1時間当たり50㎜以上の発生回数は1.5倍、1時間当たり80㎜以上の発生回数は約2倍になっています。

 

今日(7月5日)の1時間当たり降雨量では、福岡県の朝倉で最大129.5㎜、大分県の日田で87.5㎜、島根県の波佐で82.0㎜など、各地で1時間以上80㎜を超える大変な豪雨が発生しています。

被害の状況はわかりませんが、心配です。

 

日本で長期的に豪雨発生回数が増加していることには、地球温暖化が関係しているというのは、かなり確からしいと思います。直ぐに効果がでるわけではないのですが、化石燃料の燃焼による二酸化炭素の発生を抑制すること、つまりは省エネルギーを推進することが重要です。

アメリカや中国などの温室効果ガスの大量排出国が、この問題に目を背けている現状ですが、日本では事業者も家庭も一致して取り組んでいかなければなりません。

 

低炭素社会の構築、省エネの推進は、化石資源を輸入に頼っている日本では安全保障環境が悪化するなか、切実な課題です。また、エネルギー単価が上昇しているなか、今後の急騰も予想されるなか、事業者の競争力を高め、家計の支出を抑えるためにも重要です。