今夜、最も多くの人が注目してたのは藤井聡太vs佐々木勇気の将棋だったようです。動画サイトのアクセス数は793万となり、一時繋がりにくくなっていたとか・・
今日、最も多くの国民が関心をよせていたのが、第30期竜王戦決勝トーナメント。藤井聡太四段対佐々木勇気五段の一戦だったようです。
動画サイトのアクセス数793万というのも凄いですね。まぁ、これはある程度は将棋がわかる人が観ていたとは思うのですが、駒の動かし方も覚束ないような人にまで、藤井フィーバーが広がっています。
藤井フィーバーは、「ひふみん」こと加藤一二三九段が絶妙なキャラクターでコラボしたことで、不思議な化学反応をおこしました。将棋とは無縁だっただろう、綾小路きみまろのファン層までも取り込んで、時ならぬ大騒ぎです。ちなみに、加藤一二三九段のことを、「1239段って将棋は何段まであるの?」って笑い話があるそうです。
結果は、ご存知の通り佐々木勇気五段が藤井聡太四段の30連勝を阻止しました。
藤井聡太さんは2002年(平成14年)生れの14歳。佐々木勇気さんは1994年(平成6年)生まれの22歳です。
佐々木五段は戦いを終えてのインタビューで、「プレッシャーはあったが、私たちの世代の意地を見せたかった。壁になれたのは良かった」と語りました。やはり、14歳にここまで勝ち進まれたことにふがいない思いを持っていたのだろうと思います。
佐々木五段は16歳1か月の若さでプロデビューした棋士ですが、少し伸び悩みもあったかも知れません。1歳年長ではありますが、プロデビューは2年後の斎藤慎太郎七段が今期棋聖戦の挑戦者になっていることにも思いがあったかも知れません。
佐々木五段にとっても重要な戦いでした。注目の一戦に勝った(ほぼ完勝だった?)ことで、一気にブレークすることを期待しています。竜王戦挑戦者でしょうか?
最後に、佐々木勇気さん(1994年8月5日生まれ)の13日後、1994年8月18日生まれのカープ鈴木誠也の今日のヒーローインタビューはちょっと印象的でした。
マツダスタジアムの中日戦で3対4の1点ビハインドの8回裏に逆転スリーランを放ったのですが、いつになく神妙な表情で「いやその前の打席が不甲斐なさすぎて、悔しい思いしていたんで・・・」「・・自分に情けないって思いがスゴイ強かったので、・・・」と何度も話しました。確かに、それまでの3打席は凡退なのですが、チャンスの打席だったわけでもありませんし、3打席目はあわやバックスリーンに届くかという大飛球だったのにです。
こういう高い意識というか、感覚が、好い結果をもたらすということなんでしょうね。