山登りは経営に似ています。止まない嵐はないですし、嵐が過ぎると快晴が続きます。
東京オリンピックの正式競技に「スポーツクライミング」が入りました。テレビで”スピード”競技の映像が流れていたのを観ました。これはこれで面白いのですが、クライミングとは全く違うものですね。
右の写真は山口県セミナーパークにあるクライミング施設です。屋内型のものなど、各種揃っていて結構賑わっています。
さて、山登りは経営に似ています。現実のクライミングの基本の”キ”は「三点確保」です。両手両足の4つの内、3つは確実にホールドに置いておいて、残りの1つを動かしていきます。スポーツクライミングでは、ゼロ点確保でジャンプしたりしますが、ちょっと危ないですね。
ホールドで注意が必要なのは、大きな石が動かないというのは迷信だということ。小さくても確実なホールドを確保するほうが優ります。
ミニヤコンカに登頂後に遭難して19日後に生還した松田宏也が、『「安全な登攀」なんてありえない。ありうるのは「確実な登攀」である。』と書いています。
経営においても、事前の慎重な準備と綿密な計画を以って挑めば、素晴らしい頂に到達して、安らかな家庭に戻ることができます。