夏にも「甘酒」なのだそうです

昨年(2016年)が時ならぬ「甘酒ブーム」だったことは知っていました。

 

森永の甘酒(夏用)
森永の甘酒(夏用)

昨年の飲料・食品・日用雑貨で前年(2015年)から購入量が増えた商品ランキングをみると、1位「甘酒」は群を抜いています。前年比+82%という結果でした。

2位以下は、「蜂蜜」「ドリンクヨーグルト」「もずく・めかぶ」「マスク」という順位になっています。

 

とは言え、「甘酒」といえば寒い時期の飲み物というのが。一般的な感じ方だと思います。冬場の健康維持に効果があると信じられてたので、消費が伸びました。

 

ところが、この「甘酒」が夏場になっても売れているそうです。写真は、森永の「冷やし甘酒」です。お馴染みの赤い缶の色を青に変えただけでデザインは同じです。

飲料缶で、この青は目を引きます。サントリーブルーなどの落ち着いた青ではなく。明るい普通の青です。

一般には、青は食欲を刺激しない色だと思いますが、夏バテ防止ですから、これが当たったようです。「真夏の甘酒」というには、誰も考えなかったかも知れません。市場創造の典型的な例です。

 

さて、「甘酒」ブームは、これからどうなっていくでしょうか?一過性の流行で終わらず、トレンドとして一定期間定着することができるでしょうか?

昨年のランキング2位以下、「蜂蜜」「ドリンクヨーグルト」「もずく・めかぶ」は、それぞれ初期ブームの段階は過ぎてトレンドと認識されてきています。

ここから、この夏が正念場でしょう。「甘酒」飲んで、頑張っていきましょう。