昨日、テレビのクイズ番組で出た問題です。次の人名に共通するのは何か?
「アルベルト・アインシュタイン」
「湯川秀樹」
「ガリレオ・ガリレイ」
「マリ・キュリー」
「アレッサンドロ・ボルタ」
「アンドレ=マリ・アンペール」
「ブレーズ・パスカル」
「アイザック・ニュートン」
解答は「名前が単位になっている人」です。
後の方に出てくる人ほど有名です。「ニュートン」は力の単位、「パスカル」は圧力、「アンペア」は電流、「ボルト」は電圧ですね。これらは現在も国際標準単位系で使用される現役の単位です。
「キュリー」は昔は使われていた放射能の単位、「ガル」は加速度の単位ですが今では一般には使用されず地震の加速度を表すときだけ特別に使用されます。
「ユカワ」は長さの単位で、「アインシュタイン」は光子のエネルギー量の単位です。
ところで、 「ブレーズ・パスカル」は物理学の領域では「パスカルの原理」で有名なです。流体力学の最も基本的な原理です。
パスカルはフランス人で17世紀を代表する科学者の一人で、近代物理学の先駆者であり、数学者です。
一方で、哲学者でもあり、思想家、キリスト教神学者でもあります。パスカルの遺稿集「パンセ」にある「人間は一本の葦にすぎない。自然の中でもっとも弱いものである。だが、それは考える葦である。」は誰もが知っている名句です。
パスカルは多彩な業績を上げているのですが、僅か39歳で亡くなっています。