コメダ珈琲にはじめて行って驚いた

コメダ珈琲は名古屋発祥のコーヒーチェーンですが、どんどん店舗を増やしています。現在では、全国に750店舗を数えるそうです。

 

山口県内にも9店舗あり、ロードサイドの大型店が多いので、目につきます。気にはなっていたのですが、入る機会がありませんでした。

 

同行した方に誘われて、今日のお昼過ぎの時間帯に初めて行きました。なぜ、人気があるのかが少しわかりました。

簡単に言えば、長時間ストレスを感じないで滞在できる場の提供ということです。コーヒーとサンドイッチのランチセットで920円という価格帯は、現在においては安いとは言えません。

しかし、ゆとりのある店舗の空間、隣の客の視線を感じることのないテーブルと座り心地の好い椅子、多数の新聞や雑誌の提供、比較的ボリュームのある軽食(?)など。

平日の昼間という時間帯ですから、主婦層が中心の客層です。広い店内がほぼ満席でしたが、静かに時間が流れます。

 

スタバやタリーズなどのシアトルスタイルは、ビジネスマン向けというか慌ただしいです。これなら、セブンカフェなどコンビニやマクドでもいいかとなります。

一方で、高級コーヒー店や純喫茶も、違いが分かるわけではない我々には敷居が高いです。

コメダの珈琲がおいしいのかどうかは、よくわかりませんが、心地よい場所の提供されたいというニーズが大きいことがよくわかります。また、行きたいですね。

 

中小企業診断士らしく、数字を調べてみますと・・

喫茶店業界の市場規模は、平成27年に1兆1270億円です。平成22年の1兆0189億円をボトムにして年率2~3%の伸長です。人口減少とか少子高齢化のなか、成長産業なんですね。

但し、事業所数は平成21年の約7万7千店が平成26年には約7万店に10%減っています。街の小さな喫茶店は廃業しているということですが、コンセプトを変えることで繁盛する可能性もあるかもしれません。

 

東京にいた頃に、マクドの100円コーヒーを頻繁に利用する人がいました。ちょっとした待ち時間(5分でもです)でも、店内で資料を確認したりします。そのうちに、マクドがコーヒーの味を深煎りとか言って改善しましたら、その人は大不満です。あの、色付きのお湯のようなコーヒーが良かったのだそうです。マクドのコーヒーには、味は無いほうがよいなんて失礼なことを言っていました。まぁ、これも重要な消費者ニーズなんです。