宇部市「ときわ公園」の臨空ビジネスモデル

宇部市の「ときわ公園」の整備事業は賑わい創出に大いに貢献しています。

 

このブログでも何度か紹介していますが、宇部市の常盤公園(ときわ公園)の整備事業が進んでいます。動物園のリニューアル開園が大きな呼び水にもなって、来園する人が増えています。その一つの要素が、ときわ公園が臨空公園であることです。

 

グーグルマップで見てみると、上に見えるのが山口宇部空港です。

年間90万人以上が利用する山口県の中核空港です。昨年夏からは韓国ソウル便が定期運航になりましたので、海外からの利用者も年間2万人を超えそうです。

(山口県には岩国空港もありますが、こちらは米軍との併用空港です。)

 

山口宇部空港の下側に見える湖が常盤湖で、この湖の周辺がときわ公園です。動物園や植物園など主要設備は空港側に配置されています。

 ☞ ときわ公園のウェブサイト

 

ときわ公園は宇部市民の憩いの場ではありますが、現在は臨空公園という役割を果たしています。山口宇部空港に到着した観光客の方が先ず立ち寄る。宇部市内に宿泊した海外からの観光客の方が、朝散歩に訪れる。空港から出発される方が、時間調整を兼ねて訪問する。などなど、空港までほんの1~2㎞という立地は、使い方いろいろです。

あまり大がかかりな施設はないのですが、安価に30分から3時間までの時間を心地よく過ごすことが可能です。

 

これまでのときわ公園は、古くて寂れていて廃墟公園に近かったので、空港を利用する人もいきなり、山口市や萩市などの有名観光地に向かっていました。そのお客さんが、ちょっと立ち寄ることで、宇部市での消費も増えました。

自治体ビジネスとしては、稀な成功例だと思います。

経済効果などの実績は、正確にはまとまってはいないのですが、数字にも期待しています。

 

おいでまで「ときわ公園」へ (^^♪