悪態をつく人ほど正直だ?・・そんなことはありません

とても偉い人が悪態をつく様子が広まったので、そういう人ほど正直なんだという、困った話が聞かれます。(悪態=憎まれ口)

 

一般に、他人の悪口を言ったり、汚い言葉を使うのは、品性が劣っていて教養のない人だと思われます。ベンジャミン・フランクリンを持ち出すまでもなく、リーダー足らんとする人は、そういう言葉は慎重に使うものです。正直であればよいというわけでもありません。

 

教養がある人ほど、悪態をつくという説もあります。

これは、正しくは教養のある人ほど、悪態についても語彙の引き出しが多いということだと思います。瀬戸内寂聴さんなんかが典型的で、日本語であっても馴染みのない言葉で悪口を言っているので、その場ではスルーしてしまうようなこともあります。

 

話題の方の悪態の語彙はそれほど多くはないようです。さすがに、F×××やS×××などの典型的な悪語は使っていないのですが、寂聴さんほどの教養はなさそうです。

 

 

一般的に、人が1日に口にする言葉の0.5%が憎まれ口なんだそうです。これは、性別や民族を問わず同じくらい(0.3~0.7%の範囲に収まる)だとか・・

女性のほうが悪態をつくというのは、男性が1日に話す語数が5000~8000語に対して、女性は平均15000~25000語を口にするからだそうです。それぞれ、その0.5%なら300語と1000語くらいになります。

尚、悪態の言葉が1%以上を超えていると自覚している人は、心が病んでいます。休息をとりましょう。

 

1日に300語(女性なら1000語)も憎まれ口を叩くことはないですって?

「ちぇっ」「くそ~」「このやろう」なんかは、結構口にしていますよね。若い人なら、「やばい」「きもい」「だっせ~」(もう古いかな)ですかね。

朝から、数えてみればそれくらいになりそうです。

 

少し話がそれますが、どうせ悪態をつくなら、語彙を増やしてみてはどうでしょうか?。 

教材としては、源氏物語を読まなくても、クレヨンしんちゃんで十分です。麻生さんがお土産に持って行かないかなぁ?