曽祖父が縁側に巣箱を置いてウグイスを飼っていました。50年以上前のことです。
ひいじいさんです。まぁ、いろいろなものを育てていましたね。
定番ですが、犬がいました。名前は”しろ”。庭の池には30~40匹の錦鯉が泳いでいました。これを狙って、野良猫が侵入するのが怖かったです。
縁側には虫箱がたくさんあって、鈴虫やらなんやらいっぱい飼っていました。その脇で、キセルを使ってタバコをくゆらせている姿なんかが、ほのかに思い出されます。
そして、鶯(うぐいす)です。他にも鳥は飼っていたのかも知れませんが、記憶に残っているのはウグイスだけです。ちなみに、現在はウグイスに限らず野鳥を飼うのは全て違法です。
鳥のことにそれほど詳しいわけではないのですが、特徴的な鳴き声でウグイスはよくわかります。山歩きをしても、ウグイスの姿を見つけることは難しいのですが、声はよくわかります。
ウグイスは「春告鳥」といわれて縁起がよい鳥です。もう1か月くらいすると鳴きはじめると思います。さて、ウグイスの鳴き声には大きく3種類あるようです。
「サントリーの日本の鳥百科/ウグイス」に音データがあるのでリンクします。
一つ目は、”さえずり”です。「ホーホケキョ、ホーホケキキョ、ケキョケキョケキョ……」というお馴染みの鳴き声です。オスが求愛や縄張りを守るために鳴きます。
二つ目は、”地鳴き”です。「チャッチャッ」って聞こえます。季節、オス・メス、年齢に関係なく、コミュニケーションために出す鳴き声です。
三つ目は、”谷渡り”です。「ケケケケケッキョケッキョ」です。主にオスが敵の襲来などを警戒して鳴くそうです。
ウグイスに限らず、鳥の鳴き声には意味があります。鳥同士のコミュニケーションというのはかなり複雑なところまで取れているようです。但し、人が耳にしている鳥の鳴き声は、あくまで集団に対する発声だけなんだそうです。
ウグイスもオスとメスの二人だけのときは別の発声をするのだそうです。
”つぶやき”に近いようなもので、私たちが耳にすることはできません。ちょっと何を語っているか、興味がありますね?(悪趣味かな?)