1等7億円・前後賞1.5億円で合計10億円が当たる年末ジャンボ宝くじが人気です。
最も賢い宝くじの買い方は、ずばり「1枚買い」です。
年末ジャンボの場合、1等(7億円)が当たる確率は2000万分の1です。前後賞(1.5億円)の当たる確率も2000万分の1です。
2等が当たる確率は跳ね上がって100万分の1ですが賞金は1500万円と小さくなります。宝くじのヘビーユーザーにとっては、3等(100万円)でもあまり価値はなさそうですし、4等(1万円)・5等(3000円)・6等(300円)は外れと同じです。
尚、年末ジャンボ宝くじの発売金額は1500億円ですから、国民1億人とすれば1500円=つまり5枚づつ買っている計算になります。つくづく、凄いですよね? 昨日の話ではありませんが、ギャンブル依存症ですかね?
これで当選金の払い戻しは半分の750億円です。残りの約8割は胴元である都道府県や政令指定都市で公共事業に使われ、約2割は事務手数料として消えていきます。
ジャンボ以外の宝くじを含めると1年間に5000億円が、宝くじ購入者から地方自治体への税金として徴収されているわけです。
さて、競馬や競輪の場合は、同じ札を100枚買ったら100円が1000円の当たり馬券であれば100倍の10万円になります。
しかし、宝くじは100枚買っても当りは1枚だけです。100枚買ったら7億円が100倍の700億円になるわけではありません。
また、宝くじの当選確率は2000万分の1と極めて低くて無視できるほどです。宝くじの購入者からは、「夢を買っているのだ!」という話も聞かれます。
要するところ、宝くじの買い方で最も合理的なのは「1枚だけ買う」という方法です。1枚だけ買って2000万分の1の確率と、100枚買って20万分の1の確率は、確率が低くて期待値が非常に小さいということでは変わりがありません。
「夢を買う」という効用を考えれば、300円で1枚だけ買うのがお奨めです。