「中小企業診断士の日」知っていましたか?知らないですよね?今年が第一回です。
中小企業診断士という制度は、昭和23年11月4日に出来たのだそうです。それを記念して、毎年11月4日を「中小企業診断士の日」とすることになりました。
簡単に言えば、中小企業診断士という職業も資格も知名度が低いので、宣伝を使用ということで今年からはじまりました。
山口県中小企業診断協会では、山口市内のホテルで記念シンポジウムを開催しました。 山口県・商工会議所・商工会・金融機関などから参加をいただきました。
3人の診断士がシンポジウムで事例報告をしました。私も製造業の支援について1時間話しました。
現在の中小企業診断士の根拠法は「中小企業支援法」でこの法律は昭和38年7月15日に施行されています。最初は「中小企業指導法」という名前でした。
この法律の第十一条に・・
経済産業大臣は、中小企業者がその経営資源に関し適切な経営の診断及び経営に関する助言(以下単に「経営診断」という。)を受ける機会を確保するため、登録簿を備え、中小企業の経営診断の業務に従事する者であつて次の各号のいずれかに該当するものに関する事項を登録する。
一 次条第一項の試験に合格し、かつ、経済産業省令で定める実務の経験その他の条件に適合する者
二 前号に掲げる者と同等以上の能力を有すると認められる者で、経済産業省令で定めるもの
法律に、中小企業診断士という名称が出てきません。
”「経営の診断+経営に関する助言」の業務に従事する者”且つ”試験に合格して実務経験か実務補修を受けた者”を登録するということです。
どうも、中小企業診断士が全国で何人いて、どんな仕事をどういうふうにしているのか?はよくわかりません。経営の助言をおこなう仕事をしている割に、診断士の広報宣伝はうまくありませんね。企業に努めている人が、診断士試験の勉強をすると、仕事に役立つということが広く知られているくらいです。
今年の第一回「中小企業診断士の日」をきっかけにして、少しでも認知度を上げていければいいなぁと思います。