老眼鏡を作ろうと眼科に行ったら、断られたことがあります。
お医者さん曰く、確かに老眼だが年齢相応というレベルで病気ではない。人の眼球は生まれた瞬間から老化（硬化かな？）が進んでいくものだ。あなたの場合は老化の途中だから、老眼鏡はいらない。老眼鏡は、老化が終わるころにつくればよい。ということでした。
そうは言われても、必要なものは必要だと思うのですが・・・、とりあえず今のところは、老眼鏡無しで、眼鏡を掛けたり外したりして対応中です。
この場合の老眼鏡というのは、いわゆる遠近両用眼鏡というものです。
遠くを見るときは眼鏡の上側を通して見て、近くのときは下側を通す。昔の遠近両用眼鏡は、2種類のレンズをくっつけたもので、レンズの境目がありました。
現在の遠近両用眼鏡では境目が無いのが普通です。これは累進レンズというものを使っています。上部は遠方用で、下にいくにしたがって中間距離用になり、一番下に近距離用になるというように徐々に度数が変わる仕掛けです。
１枚のレンズのなかで、見る対象によって場所を選ぶということです。使い始めた友達によると、少々違和感があるようです。最初のうちは、歩いていて足下がおぼつかない感じだったとか、クルマを運転していてミラーをみたときにはっきり見えないとか、いろいろあると聞いています。
ここで、オートフォーカス眼鏡というのが近々発売されるという噂です。
これは、眼鏡についたカメラで眼球をモニターしていて、遠くを見ているか近くを見ているかを瞬時に判断します。その情報を元にして、液晶を挟み込んだ眼鏡レンズが屈折率を変えて、見たい対象がはっきり見えるようにするという仕掛けです。
カメラも制御装置も、直径数ミリ・長さ十数ミリのサイズに収まっていますので、外観上は普通の縁有り眼鏡と変わらないそうです。（今のところ、縁無しはムリです。）
技術の進歩はすごいですね。
老眼鏡を購入するのは、もうしばらく待っていましょうかね？