野菜の高騰で植物工場に再注目!!

 今年の秋は、台風・長雨に高温の影響で野菜が軒並み不作で高騰しました。

 

 特に価格が高騰したのは、大根やニンジンの根菜類と、じゃがいもやたまねぎなどだったようです。レタスやほうれんそうなどの葉物野菜も値上がりしました。

 一方で、白菜やピーマン、トマトなどは平年価格より安かったりしたので、一般家庭では適当に調整をして、家計へのダメージはそれほど大きくなかったかも知れません。

 

 困るのはレストランや居酒屋などのメニューが決まっている外食店です。一軒だけのお店なら、家庭と同じく材料を変更することもできますが、チェーン店では困難です。

 野菜サラダの野菜が、レタスからキャベツに代わったり、ニンジンがビーマンに代わったりするとちょっと問題です。(私個人的には、それでも問題はないですが・・)

 

 というわけで、植物工場(野菜工場)がまたまた脚光を浴びています。というか、期待しています。完全人工光型植物工場では、天候の影響はゼロです。LED照明の価格低下や空調設備の能力向上で、生産コストは更に下がってきています。

 また、ご検討されてはいかがでしょうか?ご相談に乗ります。

 

 先週は東芝が半導体製造施設を転用して稼働させていた植物工場を年内閉鎖という記事が載りました。昨年の「みらい(最大手の植物工場ベンチャー)」の経営破たん以降、植物工場への向かい風が止んでいません。

 

 業界は死屍累々の状況ですが、技術はこなれてきました。今の時点から、慎重に参入するなら、数少ない勝ち組に入れる可能性があります。

 もし、自社に何かしらの資源とか強みがあるならば、参入を検討してもよいかも知れません。

 但し、工場と名前がついていますが、生物を取り扱う農業であることだけは、理解してください。愛情を持って面倒を見ないと、よい野菜は獲れません。