油と酢が絶妙に混ざっておいしいドレッシングができるのですが・・、油と酢は最後まで一体になることはなく、最後には必ず分離する。(シャルル・ドゴール)
イギリスのEU離脱については、過去に2回書きました。正直に言って、最後は合理的な意思決定がされるように思っていました。今回の国民投票の結果は意外で、「まさか?!」です。
原因をいろいろ考察しても、今後の影響を予想しても、よくは分からないですね。
とにかく、この結果が起点になって欧州から世界に、とても大きな波が拡がっていくことは間違いないでしょう。
国民投票の結果は、イングランドとスコットランドの意見の相違を際立てることになりましたから、スコットランド(北アイルランドも)の独立も現実味を帯びてきました。
開票速報ではBBCのトップページに下の地図がずっと載っていましたが象徴的ですね。
他の欧州諸国でも、右翼が台頭しており、寛容さは失われてきています。というより、英国を冷静に評価すれば、もともと欧州諸国のなかではむしろ寛容な国だったとみられます。
国民投票をすれば、「反EU・反移民・反ユーロ」の結論が出そうな国は多そうです。(英国は、キャメロン首相の選挙の方便で、望まない・仕方ない国民投票になったようです。)
地球の裏側の出来事ですが、日本にも影響が大きいですね。参議院選挙のさなかですが、この流れは、日本政治に独自の意思決定を求めます。欧州諸国(欧州議会)の意見を聞くことができないのは当然ですが、アメリカも国連も的確な指示をしてくれません。
日本が自分の知恵と経験を持って、独自に合理的な意思決定をするしかありません。
・・とりあえず、不在者投票に行きましょうかね。