広島カープがセ･リーグ首位で交流戦を迎えます。今日は、軽めの話題で・・。
今年のセ･リーグは、各球団ともにいろいろ大きな問題を抱えています。
カープは、エースの前田健太がＭＬＢに行き、次のエースと思われた大瀬良大地が負傷で戦列を離れています。ジャイアンツは賭博事件の余波があるうえに、阿部が2軍ですし、高額な助っ人外人選手が活躍できていません。タイガースも、スワローズも、たいへんです。
このため、６球団が団子レース（首位と最下位の差が4.5ゲームしかない）になっていて、最終順位は全くわかりません。まぁ、それでも首位で交流戦を迎えられたのはファンとしては喜びです。
ただ、広島ファン（もしかしたら、セ･リーグの全球団のファンかも）からは、悲観的な声が聞こえてきます。今週のカープは、ロッテ・ソフトバンクとの６連戦なのですが、全敗の可能性すらあるのではないか？というような声です。
2005年にはじまったセ･パ交流戦は、過去11回ありましたがセ･リーグが勝ち越したのは1回だけです。（2009年 70勝67敗7分）
残り10回はパ･リーグが勝ち越していて、交流戦のチャンピオンチームも11回のうち9回はパ･リーグのチームです。特に、交流戦にはソフトバンクが強くて、5回の優勝を誇ります。
ただし、データをよく観てみると・・・
11年間の合計では、セ･リーグからみて、774勝865敗53分（勝率.472）です。まぁ、負け越してはいるのですが、そう一方的にやられているという感じではありませんね。
カープも交流戦ではボコボコにされている印象があるのですが、この期間はそもそもカープが弱くて、セ･リーグのなかでも勝っていたわけではありません。
調べてみると、以下のようになりました。
勝率で平均の差の検定をしてみましたが、有意な差ではありません。少なくとも広島カープに関して言えば、交流戦もレギュラーシーズンと大して変わらないということです。
なんとか5割で乗り切ってもらいたいものですが、どうなるでしょうか？？
関連ブログ・・去年はこんなこと書いていました