一日遅れて母の日の話題

昨日は「母の日」でした。移動中にNHKラジオで聴いたお話から・・。

 

母の日は5月の第2日曜日ですから、今年の8日というのは最も早い母の日です。ゴールデンウィーク中に母の日があり、子ども日から中2日間ということになりました。

 

由来は、1905年5月9日に、アメリカに住んでいたアンナ・ジャービスさんという女性のお母さまが亡くなりました。

アンナはお母さまをとても愛していたので、母を敬う機会を設けたいということから、母の日を設ける運動をはじめました。

これを受けて、1914年のウイルソン政権が5月の第二日曜日を『母の日』と制定して、翌1915年からアメリカ国民の祝日となりました。

 

 

アンナの母親が好きだった花が白いカーネイションだったので、母が健在であれば赤いカーネイションを、亡くなっていれば白いカーネイションを飾るようになったそうです。また、カーネーションの花言葉は「母の愛情」であり、また5月の誕生花でもあります。

 

ところが、本国アメリカを含む多くの国では、今はカーネイションではなくてバラを贈るようになっています。

この理由は定かではないのですが、どうもみんなが赤いカーネイションを贈るようになると、品揃えが出来なくなったようです。普段の需要がそれほど大きくないカーネイションが、1年の特定の1日だけ爆発的に売れるのはちょっと無理があったのでしょう。その点、年間を通して需要が安定している赤いバラに、母への思いを込めるようになったようです。

 

タイでは、母の日は王妃の誕生日である8月12日だそうです。この日は祝日となっています。また、送る花はカーネイションでもバラでもなく、良い香りがする白いジャスミンです。

日本でも同じように戦前は母の日が3月6日(昭和天皇の皇后の誕生日)だったそうです。

韓国では「母の日」ではなく「父母の日」として両親を一緒にお祝いするそうです。

 

世界各国で、いろいろな形でお母さんに感謝しています。