いろは歌 ・・ 桜が散り初めです

家の近く、厚東川の川沿いの桜も散り初めです。花びらが舞っています。

 

桜が散るのを見ると、何故か頭に浮かびます。

 

色は匂へど 散りぬるを         

 我が世 誰そ常ならむ          

 有為の奥山 今日越へて          

 浅き夢見し 酔ひもせず」

 

「いろはにほへと ちるぬるを

 わかよたれそ  つねならむ 

 うゐのおくやま けふこえて

 あさきゆめみし ゑいもせす」  

 

子どもに仮名を教えるための歌だということですが、仏様の教えを端的に伝えています。

 

花は咲き誇っても、やがて散ってしまう 

私の人生も、誰の人生も永遠ではない 

喜びも悲しみもあり、今日も越えてきた

あぁ短い夢を見てしまった、酔ってもいないのに

  

良寛さまは詠みました。

「散る桜 残る桜も 散る桜」

 

親鸞聖人は詠みました。

「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」

 

毎日を大切にして有意義に過ごしましょう。