トランプ革命は成功するか?

アメリカ大統領選で不動産王トランプ氏が大躍進しています。もしかすると・・・

 

ボロクソに言われることの多いトランプ氏ですが、スーパーチューズデーを制して、共和党候補者レースを独走しています。

一方の民主党はヒラリー・クリントン氏が優勢ですが、国務大臣在任中の機密管理の問題など致命傷になりかねないスキャンダルを抱えています。

 

もしかすると、トランプ大統領の誕生かも知れません。

 

アメリカ大統領は、世界で最も難しく最も責任の重い職業だと思います。世界(地球)全体の発展や安全に大きな影響があり、私たちの生活にも直接関係します。

しかし、アメリカ大統領はアメリカ国籍を持つ人だけの選挙で選ばれます。選挙では、候補者の職業教育・訓練・経験・体力・健康などの能力だけでなく、容姿や話し方などイメージが大きな要素になってきました。有能な候補同志で最後の決め手がイメージだったとは思いますが・・。

 

 

さすがにトランプ氏が大統領には選ばれないのではないかという意見が多いように思います。

しかし、個人的には、トランプ氏が現在の暴言を止めなければ大統領に選ばれるのでないかと思っています。

 

選挙終盤になれば、政策が中道に寄っていくものだそうです。

右でも左でも極端な政策は、最後には有権者が避けるだろうとか、票数を伸ばすには不利になるということです。しかし、トランプ氏の場合は宗教と人種に関しては極端ですが、政治信条としては右でも左でもないとも言えます。

トランプ氏の場合、今のままの自由奔放な発言をしていくほうが大統領への道かも知れません。北部・南部バランスよく勝利したスーパーチューズデーの結果も根拠です。

 

前回の大統領選では、優勢だった共和党候補ロムニー氏がオバマ大統領に大逆転で敗れました。選挙終盤に票集めのために政策を変えたことが、裏目に出ました。

トランプ氏もロムニー氏も巨大企業の経営者という共通点があります。(仕事の内容には大きな違いもありますが・・) 

大企業でも中小企業でも同じですが、経営者は経済的な利益を求めるものですから、柔軟に政策を変えることを厭いません。しかし、政治家の場合は、頑なに信念を貫くほうが国民の信頼を集めるものです。その信念が少々道理に合わない場合でもそうです。(大阪の元市長さんなんかの例です。)

 

トランプ氏が最後まで、今のスタイルを貫くと、とんでもないことがおこりそうです。

と、書いていたらYAHOOニュースで『トランプ氏、拷問と殺害支持の前言撤回』とありました。

う~ん?どうなるでしょうかね?